第56章 翔と潤 その後
「あ、あぁ…潤…」
手が何かを握っていないと不安になる。
空に手を伸ばすと潤の肩に触れる。
ぎゅっと肩を掴んだ。
「翔…」
潤の目が俺を見る。
その視線の中に俺がいると思うと、恥ずかしい。
「見るなよ…」
「いやだ」
俺はまた顔を逸らす。
潤が俺の顎を持ってまた潤の方へ向かせる。
「こんなに可愛い翔、ずっと見ていたい」
恥ずかしい。
目をぎゅっと閉じる。
まぶたに潤のキスが降りてくる。
そのキスは頬をたどってまた唇に。
俺の唇を開かせると、潤の手が俺の股間に伸びた。
スカートの中に手を入れて俺を掴む。
「こんなに固くして…」
潤の唇が、俺の唇に触れながら恥ずかしいことを言う。
俺はその唇を塞いだ。
そのまま潤の舌を捉えて甘咬みする。
潤の手がタイツにかかる。
そのまま中に入ってきた。
期待と羞恥が入り混じってどうしていいかわからない。
「潤…なんかこわいよ…」
肩を掴む手にぎゅっと力を入れた。
「大丈夫だよ…気持よくしてあげる」
俺の口の端を舌で舐めながら潤が言う。
タイツの中の潤の手が、俺を捉えた。