第56章 翔と潤 その後
綺麗に櫛の通されたウィッグを被せられる。
「わ…翔くん、テレビの時より凄い…」
「なんだよ…もっと悲惨なことになったのか?」
「ぷっ…なんでそんな自己評価低いの?」
潤が笑いながらマーズを差し出してくる。
「はい、コレ。ちゃんと着てね?俺、リビングにいるから」
「わぁかったよぉ…」
もそもそとパジャマを脱いで着替える。
潤はボクサーパンツ派の俺の為に、ちゃんとピッタリした下着まで用意してくれてた。
細かいやつ…
後ろのファスナーに苦労したがなんとか着られた。
とぼとぼとリビングに待つ潤の元へ向かう。
扉を開ける。
「潤~…できたよぉ~?」
声に力が入らない。
あ、潤は内股だったな。
くぃっと足を内股にする。
ふと潤の方をみると、固まっている。
やっぱり悲惨すぎて声もでねぇんだろ…
「潤~…もういいだろ?」
またとぼとぼとリビングを後にする。
寝室へ入ったら、すごい勢いで潤が追いかけてきた。
「しょ、しょ、しょ…!」
「なっ…なんだよっ…!」
「こっ、こっ、こっ…!」
「え?なんだよ?」
「しょうこ!しょうこ!」
「はぁ!?」
「翔子ちゃん!!かわいい!!」