第56章 翔と潤 その後
あれから一週間経った。
すっかり潤は俺の家に馴染んだ。
ほとんど自分の家には帰らず、俺の家にいる。
最初は戸惑った。
だけど、潤が一生懸命尽くしてくれる姿をみてたら、そんなのどっかに吹っ飛んでいって。
今まで付き合った、どの子よりも潤は尽くしてくれる。
俺もそれに応えようと思う。
できれば一生大事にしたいとまで思ってきた。
だがしかし、一個だけ困ったことがあった。
「翔くーん!」
夜、寝る前で油断していた時だ。
「ん?なんだい」
俺はベッドに座って、タブレットで最後のニュースチェックをしていた。
振り返ると、マーズをもった潤が立っていた。
「どあっ…」
「今日こそは着てもらうよ?」
「や、やだって潤っ…」
「俺、知ってるよ?明日オフだよね?」
「あわ…」
慌ててタブレットを持って立ちあがった。
潤の横をすり抜けようとしたら、タブレットを取り上げられた。
「あっ…なにすんだよっ」
「翔くん…何回も逃げて…今日は絶対逃さないから…」
ヤバイ、どS番長が降臨した。
「だ、だから俺が着ると悲惨なことになるからだめだってぇ…」
「大人しくしないと、このタブレットぶっ壊すぞ…」
急に潤が男らしくなった。