第55章 らじゅべりまろんscene2.5
マロンside
「相葉さんっ」
「なんだよぉ…寝かせろよニノ…」
「雅紀、起きろよ…」
時計を見たら5時…
なんだよ…せっかくの休みなのに…
「ほら…ちょっとこっち来て?」
ニノと潤は窓辺に佇んでた。
なにか違和感を感じた。
「あれ…?暗くね?」
「停電してるんだって」
「あ…なるほどね」
ペタペタと足音を立てて、ふたりの居る窓へ行く。
「なに?」
ニノがニコニコしながら、空を指差した。
「みて。星空」
素直に空を見上げてみた。
「わっ…すげー!」
「ね?凄いでしょ?見せたかったの相葉さんにも…」
「ニノ…」
かわいいこと言うから、抱き寄せた。
「ありがとうね…ニノ…」
「ううん…どういたしまして…」
頬を染めながらニノが答える。
潤がニノの後ろに立ったかと思うと、そのまま後ろから抱きしめた。
「こんなかわいい子にそんなこと言われたら嬉しいよね」
「うん」
素直に嬉しかった。
俺とニノ、ニノと潤、潤と俺。
それぞれの形がある。
その真中にいる和也が、きっと俺達のバランスを取ってくれてる。
今、一番安心できる人たち…
どうか、このまま…
今日の星空のように。
少し泣きそうになっていたら、二人がキスをくれた。
【END】