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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第54章 ラズベリーscene4.5 その6


「じゃあ…行くよ…和也…」


潤が雅紀の肩を担いで部屋を出て行く。


俺は動かないにぃの手を引いた。


リビングまで手を引いて歩いた。


にぃは素直についてくる。


「すぐ…達也くんがくるから…」


にぃをソファに座らせる。


真っ青な顔が、一層暗くなる。


「ねぇ…にぃはさ…雅紀のこと、まだ好きなの?」


にぃがぼんやりと顔を上げる。


「あんなことしちゃうくらいだから、好きなんだろうとは思うけどさ…」


「お、れは…」


「だって、にぃ女ひっかけるわ、俺のことヤっちゃうわ…酷くない?」


「ニノ…」


「ねぇ?俺と、またシたい?」


「え…?」


「にぃ…どういうつもりなの…?」


「あれは…ごめん…」


「俺の身体…弄んだの…?」


「ちがう…あの時、身体がおかしくて…」


「酷いよにぃ…」


こんな状況なのに、俺は泣いてみせた。


にぃはふらふらと立ちあがって、俺を抱きしめた。


「ごめん…ニノ…」


にぃ。


ごめんね。


「俺までペットにする気?」


にぃの腕が震えた。


「俺まで雅紀みたいに、飼い殺しにするつもり?」
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