第52章 ラズベリーscene4.5 その4
フィジーから帰国して、またいつもの日常に戻った。
ひと月するころ、大野さんと翔さんから三鷹の家にお招きがあった。
結婚式のお礼のパーティーだった。
松にぃもきてた。
二人は、とても仲良くしていた。
でも…帰り際、車の中にいるふたりをみたら、雅紀は泣いていた。
松にぃは、雅紀を見ていなかった。
心が冷たくなった。
俺は…俺だったら、雅紀にあんな顔させないのに…
その日から俺は本格的に動き出した。
まずは女をひっかけた。
その中から、口の固そうなのを選んだ。
そいつは俺にベタぼれで。
なんでも俺のいうことなら聞いた。
たった一回セックスすることを条件に。
「じゃあさ、俺の先輩と寝れる?」
そう聞いたら、頷いた。
「じゃあ、先輩と寝た証拠持ってきたら、お前とヤってやるよ」
そう言ったら、また頷いた。
俺はセッティングしてやった。
松にぃを呼び出して、酒に薬を盛った。
とろとろとしだした頃、連れだして自宅へ送った。
今日は雅紀がいないことは知ってる。
ベッドに松にぃが横になるのを見届けて、あの女を呼び出した。
松にぃの好みの、茶色い長い髪にゆるいウエーブを掛けさせていた。
身体にフィットしたパツパツのワンピースを着て、女は現れた。