第51章 ラズベリーscene4.5 その3
戻ってみると、まだ潤だけが終わってなくて。
翔さんと大野さんは、やっとここがどこだか把握したみたいだけど、不審な表情はまだ取れない。
そうだろうなあ…
冗談で言ってた結婚式をまさかやるなんて。
思ってないだろうな…
雅紀を見たら、憂鬱そうに空港の外を見ている。
俺はなんとなく、決意を固めつつあった。
”雅紀を幸せにできない、にぃから雅紀をとってやる”
相葉さんの涙は、多分にぃのことだろう。
最近、上手くいっていないらしい。
にぃの実家とのことで、ギクシャクしてると言っていた。
おまけに女の影が見えると。
にぃは相葉さんを幸せにできない。
だったら俺のものにする。
衝動が、凄かった。
潤がやっときて、手配しておいたバスに乗り込むと、身体の奥の熱が蘇ってきて。
潤に寄りかかって寝てるふりをしながら、潤に触れた。
びっくりした顔をしたが、俺の顔をみると潤は、俺の頭に手を載せて俺を引き寄せた。
「もう少し…我慢してろ…」
そう耳元で囁くと、俺を胸に抱きしめた。
俺はそのまま目を閉じた。
潤の心臓の音を聞きながら、フィジーでやることを考えていた。
それは非現実的な計画。