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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第6章 華落


「潤…?何してる」


後ろから、先生の声が聞こえた。


「先生…」


「まだ寝てなきゃだめだろ…」


先生が僕の肩を抱えた。


「ほら、掴まって」


「先生…」


「なに泣いてるんだ…おまえ…」


「だって…先生…」


先生は黙って僕を、あの部屋に連れて行った。


さっき寝ていたところに僕を寝かせると、涙を拭ってくれた。


「どうした…言いなさい」


「先生…抱いて…?」


「何を言っているんだ…切れてるんだぞ…」


「それでもいい…早く…」


「潤…どうした?」


そっと僕の手を握った。


「なにを泣いてる…言いなさい」


手に持っていた濡れタオルで、僕の顔を拭ってくれる。


「どうして…」


「え?」


「先生…僕に教えて…」


「…なにを…」


「先生の闇…」


「闇…?」


「先生を苦しめて居るものは…なんですか…?」


先生は目を見開くと、そのまま黙った。


…やっぱり…


僕には言ってもらえないのですね…





先生の手が袷を開いた。


開いた肌に、先生が吸い付く。


胸に、赤い花弁が咲く。




ああ…先生…



嬉しい…



このまま一緒に堕ちましょう…?



僕と一緒に…










奈落の底に…







【終わり】
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