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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第42章 哀婉scene6


「あっ…あっ…雅紀っ…熱いよ…」


浴槽の縁を掴みながら、身体が倒れないように必死に支える。


「ああ…智…愛してる…」


どうしていいかわからない、と呟いて雅紀は俺の肩に噛みつく。


ギリッと歯を立てると、俺の皮膚を食いちぎった。


「智、食べてしまいたい…」


「あ…雅紀…食べて…」


雅紀は俺から出て行くと、俺を浴槽の縁に座らせる。


後ろに倒れないように、腰に手を回すと俺の棒を咥え込んだ。


「んんっ…」


雅紀の舌が、俺を這いまわる。


熱い口の中に吸い込まれると、もう達しそうになる。


「雅紀…」


髪を掴むと、頭を抱え込む。


「もっと…俺のこと、愛して…?」




愛が、欲しかった


俺をどこまでも愛してくれる


強い腕が欲しかった


いつでもそばに居て


俺のそばに居て


どこにもいかないで


俺を置いて行かないで




「あああっ…雅紀っ…出ちゃうっ…」


そう言うと、雅紀の口が俺を強く吸い上げた。


強い刺激に背中が反ったかと思うと、雅紀の口にいつもよりたくさん出してしまった。


雅紀が俺の顔を見ながら、それをごくんと飲み込む。


ずるっと力の抜けた身体を雅紀が抱きとめると、幸せで。


そのまま雅紀の腕に抱かれて、お湯の中をたゆたった。


「智…俺のものになって…?」


俺は、力なく首を横に振ることしかできなかった…




だって、皆…


俺を愛しているといいながら


去っていったから。


もう、誰も愛さない。


でも、愛は欲しい…


だから、男娼をしてる。




こんなどす黒い俺を…


本当に愛しては、だめだよ?


雅紀…





【つづく】
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