第33章 宮城の夜 4日目
などど言い争いをしているうちに、また二宮の股間は熱を持った。
「あ、大丈夫だよ。勃った」
大野が嬉しそうに笑う。
「ちょっと…大野さん…まじめにやめよ?」
「なんで?」
「だって俺たち恋人同士じゃないじゃん…」
「今はね…」
「え?」
「俺たちさ、あいつらに告られなかったら、どうなってたかな…?」
小首をかしげて、大野が二宮の目を覗きこむ。
「キスだけで満足してたかな…?今頃…」
その可能性を二宮も考えなかったわけではない。
「そんなの…わかんないよ…」
大野から目をそらした。
「俺はニノのこと、今でもそういう意味でも好きだよ?」
「え?」
「ニノ…思い出して。初めてキスした日…」
あの日は確か、台湾でふたりきりで過ごしていた日だ。
偶然、唇が触れ合ってしまった。
その時はそれだけだったけど、その日は眠れなかった。
それから始まった。
大野と二宮のキスだけの関係。
「お前が翔ちゃんや相葉ちゃんを二人とも好きなように、俺も潤とニノが好きだ」
ふふっと大野は笑った。
「でも、今はね。俺は潤だけのものだけど」