第32章 宮城の夜 3日目その2
「もう…お前ら…バカ…」
力が抜けて立ち上がれない。
目が開かなくなってきた。
トロトロと眠りに落ちながら、俺は大野さんに頭を撫でられていた。
「ニノは本当にいい子なんだね」
そう言ったのを聞いて、俺は眠った。
深い深い眠りに落ちた。
夜中に一度目が覚めると、それぞれが抱き合って寝ていた。
みんななんだか幸せそうな顔をしていたから、怒るに怒れなくなった。
ま、なんか宮城きてからみんなへんだからいっか…
これっきりにすればいいんだから。
もう、いいや。
そう思ったらまた眠くなってきて、俺は翔さんにぎゅっとしがみついた。
そしたら翔さんの腕が抱きしめ返してくれて。
目は閉じたまま、俺ににこっと笑いかけてくれた。
嬉しくて、また俺はしがみついた。
ぎゅっと抱き合ったまま眠った。
時間は朝4時。
宮城の夜は、あと2日。
おやすみ。
【END】