第32章 宮城の夜 3日目その2
「感じてるよ…?中、いつもと違うよ…?」
わざと耳元に囁いていく。
「やだっ…もうそんなこと言わないで…」
顔が熱い。
でもまだ俺の奥は満足していなくて。
まだ欲しかった。
「お願い…もっと…突いて…?」
勇気を出して言ってみた。
大野さんたちに煽られたのかもしれない。
途端に翔さんの表情から笑みがなくなった。
真剣な顔で俺を見る。
「ニノ…もっと言って?スケベなこと…」
「え…」
「聞きたい…」
「翔さん…」
「もっと欲しがってよ…俺を」
「う…ん…」
それは懇願にも似ていて。
翔さんが凄く俺を求めているのがわかった。
「もっと…奥、突いて?欲しいよ…翔さんが…」
翔さんの腰が動く。
「ちょうだい…俺に…俺だけにちょうだい…」
翔さんの額の汗が、俺に落ちてくる。
きれいな雫が。
幸せな気分でそれを受け止める。
俺のためにかいた汗。
俺を気持ちよくするためにかいた汗。
もっと欲しい。
「翔さんっ…全部っ…俺にちょうだいっ…」
「ああっ…ニノっ…堪んねぇよ…」
早い腰の動きに俺の視界が揺れた。