第24章 カズヤⅢ
愛してくれるの?
俺を?
嬉しさで身が張り裂けそうだった。
嬉しくて嬉しくて涙が溢れでた。
翔がそれを唇ですくい取ってくれるけど間に合わなくて、どんどん枕を濡らした。
雅紀が顔を上げて俺の涙を拭いてくれる。
「カズヤ…甘えていいんだよ?」
雅紀がそう囁いてくれる。
幸せだった。
嬉しかった。
このまま死にたかった。
ふたりが、あんまり俺が泣くから心配して俺を抱き上げてくれた。
俺をベッドに座らせると二人で頭を撫でてくれた。
嬉しくて嬉しくて。
俺はこれをどう表現していいか知らなくて。
翔と雅紀、かわりばんこにキスをした。
何回も何回も。
俺はコレ以外に方法を知らない。
どうやったらこの気持ちが二人に伝わるんだろう。
俺は二人に抱きついて、そのまま押し倒した。
二人の上に俺はそのまま乗っかった。
お兄さんたちは苦笑していた。
雅紀が俺の頬に手を当てた。
「カズヤ、安心しろよ…ずっとここに居ていいんだからな…」
そんな事まで言ってくれて。
夢なんじゃないかと思った。