第22章 カズヤ
窓に映る風景をずっと眺めていた。
こちらに来てから、インターナショナルスクールへ転入して通い始めたがなじめない。
みんなくだらない。
俺がゲイだとわかると、おもしろがってヤりたがった。
俺が女みたいだから。
女子は俺に軽蔑の視線を投げてくる。
本当にくだらない。
まだ新宿にいたほうがマシだった。
学校のガキは新宿のガキよりもガキだった。
小さな世界で、誰が偉いとくだらない争いをしていた。
パパに話すと、いかなくていいって言ってくれた。
でも、なんか違うと思った。
俺はこれから大人にならなきゃいけない。
一人で生きていかなきゃいけない。
学校にいかなかったら、それができない。
パパの世話になんてなる気はなかった。
パパはその気だけど…
霧に煙ってて、町並みなんてほとんど見えない。
薄暗い街を見ていると、だんだん気分が滅入ってくる。
パパは仕事で夜遅くならないと帰ってこない。
ソファの上に膝を抱えたまま、俺は帰りを待ちわびる。