第21章 櫻井翔のキケンな夜会 3
「翔…好きだよ…」
精子がつくのも構わず、智くんは俺を抱きしめた。
「ありがとう…翔を、くれて…」
「智くん…好き…」
ちゅっと唇にキスをすると、智くんは微笑んだ。
「なにか…変わった…?」
「まだ…わかんないよ…」
「そっか…」
クスクス笑うと、また俺を抱きしめた。
そのまま身体を密着させて動かない。
「…一つだけ変わったのわかった…」
「…なに…?」
「もっと…智が好きになった…」
智くんが起き上がった。
俺の顔をびっくりした顔で覗きこんだ。
「ほんとに…?嫌いにならなかった?」
「嫌いになんて…なるわけないよ…」
どれだけ片思いしてたか、あなたは知らないんだ…
ずっと、ずっと好きだったんだよ…
多分、生まれる前からね。
「好きだよ…智…」
「翔…好きだよ…」
ハートマークなんて…
これから毎日でも作ってあげる。
智くんとしか作れない、ハートを。
片手で、ハートマークを作って差し出した。
智くんは少しはにかんでから、その手にハートマークの片割れをくっつけた。
そのハートの形を俺たちは一生忘れないだろう。
「翔…今度、他の誰かとやったら…あれ以上のおしおきだよ?」
「…もう、絶対やらないから…」
そう言ったら、満足気に微笑んだ。
「翔、大好き」
ありがとう…
俺もあなたが世界で一番すきだよ。
でもね…
もう、おしおきはやめてね…?
【END】