第18章 雷鳴
雅紀…
愛してる。
なんで女のところなんか行くの?
俺が雅紀を愛するよ。
だから…行かないで…
ねえ、もっとミルクちょうだい…
ちょうだいよ…
雨が俺の身体を濡らす。
潤と繋がったまま、俺は穴の中で果てた。
潤はなにも言わない。
ただ、黙って俺を受け止めた。
「潤…やっぱり、俺…お前じゃなきゃだめだよ…」
物言わぬ潤の身体を抱きしめた瞬間、積み上がっていた土が崩れ落ちてきた。
そのまま、俺達は永遠の闇に包まれた。
二度と出ることのない闇。
潤の腕が俺の首に回された。
鈍い音が、耳に響いた。
【終わり】