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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第18章 雷鳴


「いやだ…やめろ…潤…」


手を引こうとしても、ものすごい力で引き戻される。


「雅紀ぃ…愛してる…」


潤の瞳が妖しい光を湛えて、俺を見上げる。


その唇には薄い笑みが浮かんでいる。


「だめだ…やめろ…」


潤の手は、痛いほど俺の手首を握ってる。


「こ、ろして…」


自分でその手を首に押し付ける。


「ああああ…やめっ…」


また潤の中が俺を締め付けた。


「んうっ…あああっ…」


快感が脳髄までつき上がって、思考を奪う。


「もっと…ミルクちょうだい…?」


潤の目に、吸い込まれそうになる。


もう、なにも考えられない。


腰を打ちつけながら、潤の首の温度を手のひらで感じる。


じわり、手が首に沈む。


「ぐっ…う…」


「っ…あああっ…潤っ…」


苦しそうに歪む顔。


なのに潤の中は俺を離さない。


絞りとるように、俺を愛撫し蠢く。


足を絡めて、俺の身体を離さない。


「潤っ…あい、してるっ…」


叫ぶように言うと、潤が震えた。


「あ…ま、さ…おねが…ころし…」


潤の目から涙がこぼれ落ちた瞬間、潤の首から嫌な音がした。


何かか折れるような音。


潤の口からくぐもった息の音がした。
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