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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第17章 海鳴り


ありがとう…


ありがとうな…


お前たちが居てくれたから、俺、生きている。


まだこころの目、開いてないけど…


でも、俺…


なんで生きているのか、わかったよ。


「翔…」


「え…?」


「ずっと、一緒に居ような…」


襟足まで真っ赤になる翔くんを見て、俺は満足した。


「ああー!大野あんちゃん、秘密のお話、俺もー!」


「ずるい!智あんちゃん、俺もー!」


「しょうがねえなあ…」


和と潤を抱き上げて、耳元で囁いた。


「和、潤、大好きだぞ!」


「わーい!俺もー!」


「俺も俺もー!」


「ちぇ、なんだよ…」


雅紀が翔くんの横で拗ねてる。


「雅紀も大好きだぞ!」


「えっ…ちょっ…やめてよぉ!」


真っ赤になりながら翔くんの背中に隠れた。


そのまま俺たちは、海鳴りの響く中、いつまでも食堂でじゃれあってた。


翔くんも、雅紀も、和も、潤も…


俺と一緒に笑ってる。


こんな美しい風景に、俺が入ってる…


俺もいつか、この美しい人たちのように…




精一杯、日々を生きていこう。





胸を張って…





俺という人間が生きてきた軌跡を誇れるように。









【終わり】
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