第16章 レイン
雨の音が、激しくなる。
ベッドの上で、俺たちもその音に合わせるように激しく求め合った。
「大野さんっ…」
和也が俺の名前を呼ぶ度、胸の奥がぎゅっと締め付けられるようだった。
「和也…好きだよ…」
「あ…あぁ…嬉しいよ…」
泣きながら俺の胸で、快感に漂ってる和也はとても綺麗で。
その薄いピンクに染まった身体に何度もキスを落とした。
「僕を離さないで…大野さん…」
「離さないよ…何があっても…」
ぎゅっと手のひらを握ると、和也も握り返してくれる。
「僕も…離さないから…大野さんのこと…」
「ああ…頼むよ…離さないでくれよ…」
「ずっと…ずっと一緒に居るから…」
「うん…一緒に居ような…和也…」
もう、間違いは犯さない。
俺はずっと和也の手を握ってる。
潤のように離したりしない。
和也の手を。ずっとずっと。
和也と一つに繋がったまま、いつまでもいつまでも手を繋いで…
そのまま二人で雨音を聞いていた。
「和也…」
「ん…?」
和也の中で、俺はじっとしてる。
「ありがとうな…」
「何が…」
「好きになってくれて…」