第11章 玲瓏
そんな3日間の終わり…
最後まで手を繋いで、朝日の中別れた。
これから部隊での勤めがある。
それが終わったら、また和に会いに行ける…
今度は一週間、和を買いきろう。
それであいつの借金が減るなら…
和の肌…
和のぬくもりをしっかりと頭に刻んで、俺は歩いた。
ひと月がすぎて…
やっと和に会える。
連絡は、住所を控えなかったからできなかった。
逸る気持ちを抑えきれず、奉天の和の家へ急いだ。
まだ夕方だ。
陽が傾く中、バスを降りると走りだす。
和…
和…会いたい…
古ぼけた日本家屋。
その門に和の姿が見えた。
「和…」
そこに、帽子を被った紳士が現れて…
和がお辞儀をすると、和の肩に手を回した。
そのまま、二人は門内に吸い込まれていった…
思わず追いかけた。
門の内側にそっと身を潜めると、すぐ傍で紳士と和が絡み合ってた。
「ああ…和…会いたかったよ…」
「あ…こんなところで…許して…」
「いいや、許さない…ここで君を食べよう…」
「嫌…お願い…中に…」
「いいじゃないか…」
紳士の手が、和の着物の裾を割って動き回っているのが見えた。