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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第11章 玲瓏


「俺も…好きだ…」





なぜだろう。


俺は男なんか好きじゃない。


戦場では仕方なく抱いたんだ。


昨夜初めて会ったばかりの、この少年に…


なぜこれほどまで惹かれるのだろう。


なぜこれほどお互いを求めるのだろう。


重ねあわせた唇から流れる熱で、焼け落ちそうだった。


「大野さ…ん…」


和の瞳から、次から次へと綺麗な涙が溢れる。


そっと拭いながら、唇を貪る。


なんでこんなに欲しいんだろう…


なんでもっと肌を重ねあわせたいんだろう…


「欲しい…お前が…」


「あげる…全部あげる…」


「丸ごとくれよ」


「うん…」


なんでもっと、ひとつになりたいんだろう…


ぎゅっと手を握り合わせた。


そっと和を横たわらせると、帯を解いた。


しゅるっと抜け落ちると、身ごろを左右に割り開く。


「和…綺麗だ…」


「やだ…恥ずかしいよ…」


そっと手を胸板に這わせる。


肌のぬくもりを感じる。


これが和の熱…


和の肌…


透き通った目で、俺を見上げて指を咥える。


その指になりたかった。


指を口から出して、それをしゃぶった。


「あ…気持ちいい…」
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