第20章 グレイ scene2
「ごめんて…」
「あーあ…ニノ。だめだよお…リーダー怒っちゃった」
「そうだよ?どうしてくれんの?責任とってよニノ」
「そうだぜ?どうすんのカズ」
皆にやいのやいの言われて、和也は一気にパスタを口に入れた。
「ぼんばにびぶならばってぼ!」
と、叫んで出て行った。
「な、なんて言ったんだ?」
「さぁ…」
呆然としてると、すぐに和也は戻ってきた。
手にはあれを持っていた。
「あー!それ!」
「貰ってきてたんだよ!皆でやろうと思って…」
「なんだよ…先に言えよ…バカだな…」
和也の持ってたのは、番組でジュニアさんと一緒に咥えてたお酒のゼリー。
細い筒に入っていて、両端を咥えて息を吹き入れて相手に食べさせるという、なんとも下心丸出しのアイテム。
味もいろいろあるみたくて、グレープとかピーチとか…
「ほら!皆でやるよ!」
「「「ええー!?」」」
和也は、さっき皆で責められたのが気に入らなかったみたいで、強引に台所を片付けて、俺達をリビングに集合させた。
「これで文句ないでしょ!?おら、誰と誰がやんの!?」
完全にブチ切れてる…
「じゃあ俺と和也」
俺が言うと、えって顔して固まった。
「当たり前だろ…?」
そう言うと、真っ赤な顔をして頷いた。
ヒューヒューと皆が俺たちをからかう。
「う、うるさいなあ…」
なんだかんだ一番乗りしたけど、照れる…
「あ、これちょうどメンバーカラーだね…」
雅紀が気づいた。
よく見たら、本当に揃ってた。
「じゃあ、俺は青…」
それを掴んで和也の方を向いた。