• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第20章 グレイ scene2


気がついたら自宅に居た。


目を開けると、まだ陽の光が寝室のカーテンの隙間から見えた。


「翔…くん…?」


一体、あれからどうなってしまったのか。


全く覚えていない。


ベッドから降りると、リビングへ行く。


物音がしたから、キッチンへ行くと翔くんがいた。


「翔くん…」


「潤…起き上がって大丈夫か?」


「うん…平気…。それより、収録どうなったの?」


「ん?中止になったよ」


「えっ…嘘っ…」


「あんな事件起こったんだ。中止にしないでどうすんだよ」


翔くんが無表情になった。


「俺の潤に…あんな…」


「翔くん…」


「おいで…」


翔くんが右手を差し出した。


そっと抱きしめられた。


「潤…愛してる…」


「翔くん…」


「身体、痛いところない…?」


「うん…大丈夫だよ…どこも、痛くない…」


本当は背中がちょっとだけ痛かったけど…そんなのどうってことなかった。


翔くんの腕に居られれば、そんなことどうでもいい。


「いいたくなかったら、言わなくていい…」


そう言って俺の顔を見た。


「あいつに、何された?」


俺はにっこりと笑った。


「何も…される前にね、白馬の騎士が助けに来てくれたの」


「潤…」


「…手の甲に、無理やりキスされた…かな…それだけ…」

/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp