• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第20章 グレイ scene2


身体を拭いてもらって、パジャマを着せてもらったら、もう眠気が襲ってきた。


「もう寝ちゃいな…」


そう言ってまぶたに手を載せられて、俺は眠りに落ちていった。


次の日の朝。


目を開けると、遮光カーテンの隙間から明るい光が漏れていた。


結構、陽が高いのかな…


そう思いながら隣を見たら、智くんが居なかった。


ベッドから下りてリビングに行くと、キッチンから音が聞こえてきた。


そっと覗くと、智くんが料理をしていた。


「智くん…」


「あ、どう?」


そう言って智くんはおでこをコツンとくっつけてきた。


「あ、熱はだいぶ下がったね」


そう言ってリビングのソファに俺を座らせた。


智くんがいつも着てる綿入れを着せられて、膝にはブランケットを掛けられた。


体温計を脇に挟まれて、じーっと顔を見られた。


「そ、そんな見ないでよ…」


「風邪ひいてても、翔くんはかっこいいねえ…」


「ばっ…ばか…何言ってんだよ…」


ピピっと音がして、智くんが体温計を持っていく。


「7度かぁ…あとちょっとだね」


そう言って俺をソファに横にならせると、キッチンへ戻っていった。


戻ってくるとトレイに小さな土鍋を載せていて、リビングのテーブルに置いた。


「おかゆ、食べよ?」


そう言って俺の身体を起こしてくれた。


ふんわりと、智くんのいい匂いがした。

/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp