• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第20章 グレイ scene2


タレントクロークでお姉さんに電話してもらって、収録スタジオが開いているか確認してもらった。


ちょうど今セットの直しが終わったところで、開いているからどうぞと言われた。


二人でてくてくスタジオまでの長い廊下を歩く。


「ごめんね、智くん。この後どっか飯でも行こうか?」


「えっ…だって、俺が勝手についてきたんだし、イイよ別に…」


素直じゃないな…俺…


「まあまあ、そんなこと言わず…」


そんなこと言ってたら、スタジオについた。


スタジオは薄暗かった。


もう照明は全て落ちきっていて、蛍光灯の小さな灯りしか点いていなかった。


今日はこのスタジオで最後に取ったのはクリフクライムだった。


「え?こっちのスタジオに忘れたの?」


「うん…たぶんね…」


そう言って薄暗い中、スマホを探し始めた。


俺達の席。今日翔ちゃんが座っていたところを見たら、隅の方に白いスマホがあった。


「翔ちゃん、これ?」


「あ、やっぱりあった?」


そう言って受け取って、中身を確認して頷いた。


「良かったね…」


そう言ってスタジオを出ようとしたら、翔ちゃんに袖を引っ張られた。


「ねえ、智くん。今誰も居ないから、あれやってよ」


「えっ…」


「お願い!」


手を合わせて拝まれたから、仕方なく、セットに寄っていった。

/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp