第15章 インディゴ scene3
「や、やめてよ!智くんっ…」
「なあんで…?ニノや潤に感謝しなきゃ…お礼だからね…これ、見せてあげるの…」
「や、やめろよ!こんなの見たって喜ばないだろ!?」
「なんで…俺達の翔くんが、こんなにミダラなんだよ…よろこぶに決まってるでしょ…」
唇を舌で潤しながら、智くんが画面に見入る。
「んふ…たまんない…」
そう言うとちゅっと俺の頬にキスをした。
「翔…お誕生日、おめでとう…」
「智くん…」
「おめでとう、翔ちゃん…」
雅紀も俺の胸板にキスする。
「あ。ありがと…」
なんか誤魔化された…?
智くんは俺の手を取ると、起き上がらせた。
「……?」
じっと俺のことを見つめると、手になにか持っていた。
「あ…」
シルバーのシンプルなリングが、左手の薬指にはまった。
智くんの指にもいつの間にかはまってる。
雅紀の指にも…
「これね、翔くんの誕生日にあわせて、皆で買ったの」
「皆…?」
「潤とニノも、同じのしてるの」
雅紀が笑いながら答える。
俺の手を取ると、智くんがスマホで写真を撮った。
「ほら…これもちゃんと見せてあげようね…」