第14章 檸檬
「あれっ?なんで三人とも居るの?」
カズヤが後部座席に乗り込みながら、明るい声を出した。
あれからカズヤは、もう暗い影はなくなってて。
きっと思うところはあるだろうけどね。
「カズヤに会いたくなって、帰ってきた」
翔さんが戯けると、カズヤは目を白黒させた。
「翔、どうしちゃったの?」
カズヤが笑うと、車の中が明るくなるようだった。
「だめだ…我慢できない…」
相葉さんがつぶやくと、カズヤを後部座席に押し倒した。
「んぅっ!?」
ぶちゅーっと濃厚なキスが始まった。
「あーあ…翔さん…なんとか言ってやってよ…」
「無理だ。雅紀がそうなったら、俺でも止められない」
「だよね…」
「ちょっ…昼間っ…車っ…たすけっ…んんんっ…」
急いで翔さんが車を走らせて家に帰った。
でも、家につく頃にはカズヤはヘロヘロになってて…
「もう…立てないよ…」
とろんと上気した顔を俺に向けてくるもんだから…
玄関までおぶっていって、ドアを開けたらすぐに玄関に押し倒した。
「へっ!?にーの!?」
「俺も限界…」
カズヤの唇にぶちゅーっと濃厚なのをお見舞いした。