第14章 檸檬
フラフラする…
足が踏ん張れない。
あんなに乱暴にされるの、久しぶりだった。
切れていないだけマシだ。
でも顔は…
どう言い訳しよう…
きっと痣になってる。
震えが収まらない手で鍵をなんとか開ける。
よかった…誰も帰ってきてない…
そのまままっすぐお風呂に向かった。
洗面所の灯りをつけると、すぐに服を脱ぎ捨てた。
そのまま風呂場に入って、シャワーを浴びた。
中から、パパのがどろりと出てくる。
行為が終わって、飛び出すようにホテルを出た。
身体を洗うことも出来なかった。
それを見て、こみ上げてくる涙を止めることが出来なかった。
やっぱり俺は…
幸せになんかなっちゃいけないんだ…
今までが、分不相応だったんだ。
俺なんかに、幸せになる資格なんてないんだ。
気がついたら、浴槽の中に居た。
にーのが俺を見ている。
…にーの…
俺、やっぱり…
幸せになんかなっちゃいけないんだね…