第14章 檸檬
「俺達のファンに、嫌がらせされたとかじゃないよな?」
「えっ…」
思わず声がでた。
そっか…その可能性も考えないといけない…
カズヤのことは、世間には公表されてない。
でも事務所も知ってることで、いつどこからカズヤの存在が漏れてもおかしくはなかった。
世の中には、俺達の想像を超えるようなことをする人がいる…
残念だけど、それは俺達のファンの中にもたくさん居て。
俺達の後をつけてくる人だって、昔は居たんだ…
今だって居ないとは限らない。
「カズヤ…そうなの!?」
「違う…違うよ…?翔たちのファンになんて、声をかけられたこともないよ…」
「そっか…」
翔さんがホッとした声を出した。
「なら、安心した…」
「じゃあ、何だよ。カズヤ」
相葉さんちょっと苛ついた声を出す。
「今は言えないって…いつ言えるんだよ…」
「ごめん…」
そのまま俯いてしまった。
「カズヤ…?一人で抱え込んじゃだめだよ…?」
「え…?」
「俺達に言えないってことは、俺達にも関係ある人のことなの?」
「違う…にーの、そうじゃない…」
「じゃあ、俺達になんでいえないんだよ!」
相葉さんが大きな声を出した。