第14章 檸檬
「ビビったぁ…なにあれ」
「イチゴジャムにタバスコ入ってたんだって」
食べ終わった食器を下げてたら、翔さんがリビングに入ってきた。
「今度は雅紀か…」
翔さんが微笑みながらダイニングテーブルについた。
「ん。そうみたい。トーストでいい?」
「タバスコはやめてね?」
「今更、愛を確認しないでもいいもん」
「…ふーん?」
翔さんが頬杖をつきながら、俺を見てる。
もう…そんな顔するなんて反則だよ…
微笑みながら、俺のこと見ないで。
トーストを皿に載せて、ダイニングに戻ると、リビングで相葉さんがカズヤにキャメルクラッチを決めていた。
「程々にしときなさいよー」
「このガキ、全然懲りてねえんだもん!」
「はいはい…」
翔さんの前に朝食を置くと、尻を触られた。
「こ、こら…子供が見てますよ?お父さん」
「いいだろ?母さん…」
にやっと笑って、まだ俺の尻をまさぐってる。
「父さんだって、男なんだ」
「母さんだって、男なんですけど…」
「…だな」
「ん」
「うおらああああああああ」
「やめてええええええええ」