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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第14章 檸檬


「ねえ、にーの…」


今日はオフなので、洗濯物を干している。


「んー?どうした?」


なにかいたずらされるかと思って、ちょっと身構える。


「なにしてんの?」


怪訝な顔をして、首をかしげる。


「い、いや…なんでもない」


室内物干しは二階にあって、カズヤの部屋の隣にあたる。


日の光がたくさん入る、あたたかい部屋だから、たまにみんなでここで昼寝をしてしまうこともある。


「今日、講義無くなったの」


「そっか…じゃあ、暇なの?」


「うん…テストも終わったし…ちょっと暇なの…」


入り口でもじもじと足を動かしている。


「で?どうしたの?」


「にーの…どっか行かない?」


カズヤからどこかに行こうと言われるのは、初めてだった。


「いいよ…どっか行こうか」


「えっ!?いいの?」


カズヤが嬉しそうに笑う。


俺も嬉しくなって、カズヤの頬を撫でた。


「どこでも連れてってやるよ。決めとけよ」


「うん!」


翔さんも相葉さんも今日は一日居ない。


俺とカズヤは、一日ドライブに行くことに決めた。


行き先は山梨。


あの星を見た場所。


カズヤがもう一度見たいと言うのだ。


「天気、大丈夫かなぁ…」


俺が言うと、自信満々にカズヤが答えた。


「晴れだから。心配ない」

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