第14章 檸檬
バタバタとまた追いかけ回す翔さんを呆れて見ながら、朝食を片付ける。
「また今日も食べてもらえなかったな」
「ほんとだよ…あの人達…」
相葉さんが食洗機に食器を突っ込んでいく横で、ラップを被せた。
冷蔵庫にしまうと、相葉さんが抱き寄せてきた。
「ね、今日一緒に寝よ?」
「え…うん…」
一緒に寝る、とはつまり。
夜のお誘いで。
朝っぱらから…何言ってんのよ…
そう思いながらも、なんだか身体が疼いて。
そんな俺の雰囲気を敏感に察知して、相葉さんがスエットの上からそっと股間に手を這わせた。
「あ…だめだって…」
「ちょっとだけ…ね?」
「あぁ…ん…」
優しく擦られて、すぐに熱が集まってくる。
同時に、相葉さんの唇が俺の首筋を這って…
熱い息が、耳に掛かる。
「や…だ…本気になる…」
「だめだよ…朝なのに…」
そんなこと言って。
やってんのアンタだろ…
「ん…待って…」
「やだ…」
するりと手がスエットの中に入ってきて。
起ち上がった俺を掴んだ。
「あっ…だめっ…」
「もう、こんなじゃん…」
「だから…だめって言ってるのに…」