第12章 退紅(あらそめ)scene2
むき出しになった俺達は、洗面所で愛しあった。
我慢できずその場で智くんを貪った。
「ね…翔くん…」
「ん…?」
「ベッド…行こうよ…」
俺を受け入れたまま、酷いことを言う…
「だって…どうすんのこれ…」
「翔くんの顔が見えないんだもん…」
後ろから貫かれてるから、智くんには俺の姿が見えない。
俺からは丸見えなんだけどね…
「鏡みとけばいいじゃん…」
「いや…ちゃんと自分の目で見たい…」
後ろから抱きしめると、しぶしぶ智くんの中から出た。
「あ…んっ…」
「もう…行くよ…?」
力の入らない智くんを抱え上げて、寝室へ行く。
「ふふ…お姫様みたいだね…」
「智くんは俺のお姫様だよ?」
大真面目に答えたら、智くんは真っ赤になって俯いてしまった。
「は、恥ずかしいこというなよ…」
「先に言ったの智くんだろ…?」
なんて言いながら、ベッドにそっと智くんを寝かせる。
「智くん…眠り姫じゃん…」
「そんなに寝てないよ…」
「嘘つけ…収録中にも寝るくせに…」
「起きてるもん…」
「嘘つきは泥棒の始まりなんだよ…?」