第11章 ハニー・スイート
実は俺達はまだ…
その…
シてない。
いつも直前まではいくんだけど…
なんだかお互い怖がってるというか…
それ以上前に進めない空気で…
だって…ケツの穴にあんなもん挿れるんだろ…?
こえーよ…
相葉さんは俺と潤が付き合ってること知ってて、無理やりこれを渡してきた。
面白がっているわけじゃないのはわかったんだけど、なんだか俺達の弱点を見られてしまったようで…
拒否ったけど、無理やり渡された。
『男同士って、とってもイイらしいよ!』
真面目な顔で言い切ってくれた…
そっとまた、トランクケースを開けると、ローションを取り出した。
…いつまでもこのままじゃ…
ツライ…
またぱんつびしょびしょになるし…
口とか手とかじゃ、物足りない。
やっぱり…
好きな人とは繋がりたいよね…
まだ時刻は夕方の6時。
明日の出発時間はお昼から。
時間は、たっぷりある。
ぐっと奥歯を噛みしめると、そのまま立ちあがった。
もう…我慢できない。
今日こそ…
繋がりたい。
ぐっとローションを握りしめた手に力を入れた。
リビングのドアを開けると、潤がこちらを見た。
「潤、セックスしよ」