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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第11章  ハニー・スイート


「どういうつもりだよ…」


まだ抱えられて、エレベーターの中。


二人っきりになって、シンとしてたまらなくなって聞いた。


「どうもこうも…様子がオカシイから…お前がね…」


「誰がそうさせてるんだよ!」


「わかんね」


しれっと答えるから、頭に来て…


暴れてやった。


「ちょっ…動くなよっ…」


「降ろせっ…」


ストンと床に降ろされた瞬間、エレベーターのドアが開いた。


「馬鹿にするなっ…」


そういって、飛び出した。


「待てよっ…」


すぐに捕まって。


そのままずるずると潤の車まで連れていかれて…


情けない…


「悪かったって…ニノ…」


「うるせー…そんなこと、思ってもないくせに…」


「思ってるよ…」


そっと俺の肩に手を置いた。


「こっちむいて?」


「いやだ」


「ニノ」


硬い声が聞こえたから、恐る恐る顔をみた。


「ごめん…」


真剣な顔でこちらを見ている。


あんまり真剣だから、見てられなくなって、俯いてしまった。


「車、出すよ?」


そっと手が離れていった。


俺…何してんだろ…


俺たち、何してんだろ…


訳が分からず、車窓から流れる景色をただ見てた。

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