第11章 ハニー・スイート
収録が終わって、ビクビクしながら潤の動きばかり見てた。
楽屋でいつもどおり。
皆の談笑して、たまにスマホ触って。
着々と帰り支度をしてる。
俺はといえば、潤に気を取られてもたもたしてる。
まだぱんつ冷たいし…
「ニノ」
どきっとした。
気がついたら後ろに立ってるし。
そっと耳元で囁かれた。
「なんでスマホみないの…?」
「えっ…」
力が抜けそうになりながら、慌ててカバンからスマホを取り出した。
ラインの未読、たくさん…
開くと潤からで。
今日のこの後のこと、聞いてきてた。
慌てて真剣に返事を打つ。
『なにもない』
「そう。じゃ、いくよ?」
すぐ後ろにいるの忘れてた!
「あっ…」
潤の肩の上に抱え上げられた。
「潤っ…!」
「ニノ、具合悪いみたいだから、送ってくわー」
よろしくーなんて、マネージャーまでっ…
「降ろしてよっ…」
「だーめ。お前逃げるから」
「にっ…逃げねえよっ!」
そう言いながら、ずんずん潤は歩いて行く。
時々、俺の尻を触る。
「やっ…ん…」
その度に、くっくっくと潤が笑う。
こんにゃろ…