第11章 ハニー・スイート
はあはあと荒い息をついてると、潤がにっこり笑って立ちあがった。
「これで収録大丈夫でしょ」
「ばっ…何言ってんだよ!余計にだめだろっ…」
身体に力が入らない。
潤が俺の脇の下に手を入れて、俺を起き上がらせた。
ソファの上に、女の子座りになる。
すぐに耳元で囁いた。
「続きは夜してやるから…」
「へ?」
「だから収録の間、我慢しろ」
「な、なに…」
「えっちなこと、してやるよ」
耳がきーんとして。
潤の吐息のかかった耳が、くすぐったくて。
気がついたら、潤に手を引かれてまた局の廊下を歩いていた。
ぱんつ…冷たい…
そんな俺の顔をみて、潤はくすくす笑ってる。
「わ、笑うなよ…」
「かわいいよ…ニノ…」
「なっ…」
真っ赤になってる俺の身体をまた引き寄せた。
腰を持たれて、また身体がビクンと跳ねた。
「相変わらず…」
「え?」
「なんでもない」
収録の間、ずっとさっきの潤が頭から離れない。
チラチラと俺を咥え込む潤が掠めていって。
思わずまた…
ぱんつ…冷たい…
そんな俺を、知ってか知らずか。
潤は艶やかに笑いかけてくるのであった。