第7章 虫襖-ムシアオ-
その瞬間は…いつも熱くなる。
メリメリと潤が入ってきて、一瞬意識を失いそうになる。
昨日も一昨日も穿たれたそこは、すぐに潤を押し包んで。
俺に強烈な快感をもたらした。
「あああっ…潤っ…」
潤の肩を掴んで、達しそうなのを堪える。
「和也っ…ああっ…いいよ…もっと締めて…?」
「潤っ…潤っ…もっと動いて…」
「うっ…あ…いいよ…和也のキモチイイこと、全部してあげる」
「奥っ…欲しいっ…」
潤の腰が限界まで俺を突き上げる。
「あああっ…壊してっ…壊してっ…」
「ぶっ壊してやるよ…」
冷たい目で俺を見上げる、その目が綺麗で。
ゾクゾクした。
潤なら、俺を殺せる。
お願い早く殺して。
「潤っ…」
手を伸ばして、潤を引き寄せる。
ぎゅうっと抱きついて、その広い背中に手を這わせる。
シャツ越しに身体が熱くなっているのがわかった。
「もっとぉ…ちょうだい…」
「ああ…いいよ」
潤が俺を抉るたび、イスが軋んだ。
キィキィ煩い。
ふと鏡を見ると、楽屋のドアにまた人影が見えた。
呆然と絡みあう俺たちを見ていたのは、雅紀。
雅紀だった。