第7章 虫襖-ムシアオ-
潤の口に含まれて、敏感に反応した。
もう誰に見られたっていい。
半ば、もう考えることを放棄してた。
雅紀に見捨てられて、もう俺には生きてる意味はなくなってた。
ただ、潤の生み出す快感に縋ってただけだ。
鏡前のイスに座らされて、いいように中心を嬲られる。
思わず出そうな声を、まくれ上がったシャツの裾を噛むことでやり過ごした。
「んっ…く…あ…」
強く吸い上げられて、仰け反る。
緩やかに舌を絡まされて、今度は潤の方へ前のめりになる。
「あ…やだ…ぁ…」
潤の髪を掴んで、どうにか逃そうとする快感が俺を支配する。
もっと壊して…
もう何も考えたくない…
潤が俺を口から出して、腰をぐいっと持ち上げられた。
潤が俺の後ろをそっと舐めた。
「ああっ…あっ…やだあっ…」
グリグリと舌を突っ込んで、そこを湿らせてる。
「翔くんより、優しいだろ…?」
笑いながら舌を這わせる。
「んっ…やめてっ…」
「そんなこと言って…こんなに濡らして…」
手で俺を擦られて、ビクビクと身体が跳ねた。
「身体のほうが正直だな…」
離した舌が赤い。
そのまま潤はズボンをくつろげると、それを俺の後ろに押し当てた。
「ちょっとキツイけど…いいよね?」
やめる気なんてないくせに、聞いてきた。
小さく頷くと、満足気に微笑んだ。