第5章 レイヴンscene2
「雅紀。明日はどっちの家いくの?」
潤が服を畳みながら聞いてくる。
「んー。なんか今日はニノが、翔の家泊まるって言ってたから…わかんね」
「えー。そうなのぉ?」
「ん。なんか都合悪かった?」
「あのねー…大野さんが明日くるかもなの」
「えっ…」
「だから…雅紀じゃま」
「ちょ、ちょ、待てよ」
「なに?」
「リーダーって…ニノ一筋じゃなかったのかよ…」
「だって…なんかね、ニノの命令なんだって…俺と寝ろって言われたから、抱かせてくれって言ってきたよ?」
「あー…あいつら、まだご主人様ごっこやってんのかよ…」
「だってー…やらないと、大野さん、おしおきなんだって。かわいそうでしょ?」
「もうっ…」
俺は潤を後ろから抱きしめた。
「追い出される俺は可哀想じゃないの?」
潤はくすくす笑うと、俺を見上げた。
「可哀想って、どの口が言うのさ」
「はい…すいませんでした…」
「元はといえば、雅紀の浮気から始まったんでしょ?嵐の五角関係はさ」
「そうだけどさ…」
潤はふふっと笑うと、俺に抱きついてきた。
「いいけどね…今は、楽しいよ?」