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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第5章 レイヴンscene2






雅紀が部屋から飛び出していった。


これでいい…


俺は脱力して、ベッドに横になった。


全部、最初からわかった。


翔くん、芝居が下手だね…


翔くんの目には雅紀しか写ってないもん。


俺とおんなじだから、わかったよ。


ニノとキスして、泣いちゃって…


本当は嫌だったんだよね…


雅紀以外としたくなんてなかったんだよね…


なのに、あんな無理して…


俺のところに雅紀を帰そうとして…


おまけにニノと付き合うとか。


無理に決まってる。


俺だったら無理だ。


雅紀以外、考えられない。


そこまで…


そこまで、雅紀のことすきなんだね…


俺の元にいるのが雅紀のためだって思ったから、俺に帰そうとしたんだよね…


どこまで、バカなんだよ…


いらないよ…雅紀なんて。


あげる。


翔くんにあげる。






…嘘


本当はあげたくない。


今だって駈け出して、止めたい。


でも…


こんなのフェアじゃない。


翔くんばっかり、痛むのはフェアじゃない。


もしかして俺は、ずっと翔くんの気持ちを殺してきたのかもしれない。


それはこの二ヶ月と相殺させてもらう。


翔くん…


俺達の勝負、これからだからね…

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