第5章 レイヴンscene2
痛くて、すごい違和感があるのに、どんどん身体が熱くなってくる。
「ふっ…あっ…翔っ…!」
「あぁ…雅紀…いいよ…」
翔が俺の頬を撫でる。
冷たい手。
気持ちいい。
「翔…俺、感じてる…」
「ほんと…?嬉しい…」
ちゅっと口にキスをすると、俺の顔を両手で包んだ。
ほてった頬に、手のひらが気持ちよかった。
「ありがとう…雅紀…」
深い、深海のような瞳をしてた。
「やだ…翔…」
「え…?」
「おいて行かないで…」
「雅紀…」
「俺のこと、捨てないで…」
「捨てないよ…どうしたの雅紀…」
俺はなんとなく、翔が身を引こうとしているのではないかと思ってた。
そのくらいその時の翔は儚かった。
「俺はずっと雅紀が好きだよ…多分、一生ね…」
そう言って笑った顔も、儚かった。
俺の膝の下に手を入れると、翔の腰の動きが早くなった。
「うっ…あぁっ…あっ…」
「雅紀ぃ…雅紀ぃ…」
快楽に溺れる翔の顔。
思わず俺は、白濁を飛ばした。
「あ…」
「雅紀…感じてくれたんだね…嬉しいよ…」
そう言って翔が俺を突き上げた。
「あうっ…ああっ…待って…待って!」
「やだ…待てない…雅紀の中、出すね…?」
「ああああっ…翔っ…」
激しく揺さぶられたかと思うと、翔の動きが急に止まって抱きしめられた。
俺の中が、翔の脈動でいっぱいになった。