第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
部屋に入り襖を閉じて私は一息ついた。
今日はいろいろあり過ぎた。
目が覚めたら知らない土地だわ、倒れるわ、胸元はチラリするわ、挙句の果てにここは江戸時代だわ…
もう今日一日で何年っていうた体力を消費した気分。
でも本当に私これからどうなるんだろうね。
まぁ、生きてれば何とかなるよね。
ならなかったらその時はもう死ぬだけだもん。
それが私の運命なら私はそれを受け入れる。
運命を変えようと足掻いたりしない。
お父さん、お母さん、私やっぱり寂しいよ。
…今夜眠りについて、起きたら家のベッド。
だなんて事だったりするのかな。
それはやだな…。
そんな事をモヤモヤ考えていたが、気づいたら私はもう夢の中だった。