第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
翌朝。
家のベッドではなく、昨日案内された部屋。
少しホッとする。
「おはようございます。」
目が覚めた私は土方さんの所へ足を運んだ。
土方さんは私が起きるのを待っていたのか、私が、顔を出すなりすぐさま立ち部屋を出た。
土方「おう、よく眠れたか?」
はい、と頷き近藤さんの所へ向かおうとする
土方さんの後ろをテクテク着いていく。
そして昨日の話にあった万事屋へむかうことになった。
「でもどうして万事屋に行くんですか?」
土方「いくら協力するとはいえ、俺達は警察だからな。張り込みやらいろいろあるから毎日って訳にはいかねぇんだ。アイツらなら大概暇を持て余してるからな。」
確かに警察なら忙しいに決まってる。
この町を、この国を守ってるんだもんね。
この時代はこの時代の事故や事件がある。
それなのにこんな得体の知れない私に
いろいろしてくれるなんて本当にいい人達だ。
警察だからこそ、なのかもしれないけどね。