第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
そして土方さんがひとつの襖の前で足を止めた。
土方「ここがお前がいた部屋だ、朝までゆっくり安め。」
「は、はい、あっありがとうございますっ」
私はまだ恥ずかしくて顔を上げれないでいた。
何たる失態…お嫁に行けない…。
土方「じゃあまた明日な。俺は一つ間を挟んだあそこの部屋にいる。何かあったらいつでも呼べ。じゃあ、おやすみ。」
そう言って土方さんは私に指を指して部屋の位置を教えてくれた。
「はい!土方さんもゆっくり休んでください!」
土方さんはそうして自室へ戻って行った。