第76章 本番二日目の朝
相葉視点
ゆっくり、目を開ける。
抱き締めている白い塊。
ふわふわの気持ちいい質感。
(ホテルの枕ってどうして、こんなに気持ち良いのだろう)
「うーん」
うつ伏せのまま両手を伸ばして、縮こまった体を伸ばす。
「お!起きた?」
頭の上から声が聞こえてきた。
(え?大ちゃん?)
顔を上げる。
O「そうだよ♪大ちゃんだよ!」
くすくす笑う大ちゃん。
周りを確認する
(ここは、ホテルの部屋…俺の荷物があそこに…ない!)
勢いよく起き上がる。
O「うん!二日酔いは無いようだね」
(あのさ…)
O「うん?なに?」
(どうして?俺…ここに?)
M「相葉くん?」
声の方を向くとトレイを持った松潤が手を降っている。
(潤ちゃんも居る…)
M「そろそろ 声だそうね?」
(声?)
M「お は よ う!」
唇を大きく動かして言う潤ちゃん。
「お、おはよぉ…」
勢いに押されて、復唱する。
M「うん!おはよう!」
笑顔の潤ちゃん。
O「そう言う じゅぅんも、さっき起きたんだけどね?」
ニシシッと笑う大ちゃん。
M「あ!それ言わないで!」
潤ちゃんの返しが柔らかい。
O「ごめんね 言っちゃた」
穏やかな大ちゃん。
M「もぉ で?頭いたくない?」
大ちゃんに文句を言って、俺の方に顔を向けた。
(頭?「うん。大丈夫」痛くない)
こめかみ辺りを触る。
M「そぉ よかった
じゃ、これより…朝食の方がいいね! 取ってくるね」
トレイをテーブルに置いて、どっかいく。
「俺もしかして(酔いつぶれて)大ちゃんのベッドで寝ちゃったの?」
O「どこまで覚えてる?」
まっすぐ俺を見る大ちゃん。
(やばいヤバイ)
「えーっと ラウンジから部屋に来て?(俺のお願いだったよね)
3人一緒に缶ビールの部屋飲み…して
あれぇ
(そっから 記憶ない)
そのまま 寝ちゃった?」
O「昨日は疲れてたんだね おいらも 寝ちゃってた」
「ベッド占領して ごめん」
M「はい 浜地さん特製中華がゆ ニノも食べた物だそうだよ」
出された白い物体を見ながら「何入ってるのかぁ」つぶやく大ちゃん。
「ねー 体によさそうだけど…」
スプーンを持ったが すくう勇気がない。
M「うまいよ 先食べてて」
潤ちゃんがまだ座らない。