• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第76章 本番二日目の朝


櫻井視点

暖かい風が頬を撫ぜていく。

(やべ 寝ちゃってた)

体を起こして、太ももの上にあるブラケットを撫ぜる。

(あぁあ せっかくの眼福だったのに… 年取ったのかぁ 気ぃぬくと すぐ寝ちゃう…)


O「起こしちゃった?」
 智くんがベランダから良い風と一緒に帰ってきた。


「ううん 俺も寝ちゃって ごめんね」
首を振る。

O「翔くんも大変だったからねぇ どうする このまま ココに居る?
  二人も いるし」
 智くんが寝ている二人を指さす。

「うー 魅力的なお誘いだけど 一度 部屋に帰って 身支度する」
(クリーンでも行けるけど 体 洗いたいしな)

※クリーン 洗浄精霊が体の不快な汗やほこりを拭ってくれる法術

O「そぅ っか その方がいいね」
 残念そうな顔して 微笑む智くん。

(あ もう少し 居てもいいのかな?)
「どっちが 先に起きるかなぁ?」
ベッドの方に顔を向け話題を変える。

O「どっちだろうね
  二人はさ 橋本の煙で強制的に寝てもらった感じだから 案外 潤の方が早いかもよ?」

「橋本さんのケムリ? お香でしょ?来た時 感じなかったよ?」

O「檜のおっちゃんの匂いか 鼻に付いたから 窓全開にしてた」

「おっちゃんって 高位精霊様には敬称つけようよ」

O「俺にとっては おっちゃんなんだよ 向こうも ソレで良いって言ってくれたし」

「でもぁ…」

ピィ ピピピピ

 この会話を遮るように時計のアラームが鳴り始めた。

(ああ おじかんですね)


「智くん…」
時計のアラームを止める。

「二人に 和也は大丈夫って 伝えといて

 先に起きた方に 朝ごはん用意してもらって ちゃんと食べてね?」


O「うん 分かった…」
 ソファに体育座りをしている智くん。


「控えのコンテナに 甘い冷たい物取り寄せとくから 元気出して! 今日も張り切りましょう!」

手を降って 智くんから離れる。

(ごめんね あんまり 一緒に居ると 彼女に目を付けられる…)

 廊下に出ると浜地さんが何か運んでいた。

「浜地さん ソレ 食事?」

浜地「はい 翔くんも食べますか?」

「俺じゃなくて 大野さんたちに持って行ってくれる?
 大野さんの部屋に三人いるから
 俺は 部屋で身支度するから 後でいいよ」

浜地「了解です」
/ 702ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp