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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第72章 緊急 ホテル帰還


松本視点

目の前の皿の料理を摘まみながら、二人を見る。

A「食べれる物 ほかにないかな?」
 一人でしゃべって 動き回る相葉くん。

 青白く生気のないニノ。

(あいさつ回り切り上げて ホテルに帰った方がよさそうだな…)

 相葉くんの持つ皿の上がいっぱいになっている。

(そろそろ 止めないとなぁ)
「そんなに いろいろ持って来ても食べれないと思うよ」
声をかける。


テンション下がった犬みたいに下を向き「だって 反応がないから…」皿をテーブルに置き、乗せてたリンゴを口に入れる相葉くん。

(マテしてくれる人がいないからって…)

N「それ おいしい?」
 横のニノが顔を上げ相葉くんを指さす。

お!


A「リンゴ? おいしいよ
 ニノに食べかけのリンゴを見せる。

「待って 食べかけじゃ なくて」
いそいそ持ってきた皿のリンゴにピックを刺している。

(行動早!振り付けもあーやって覚えてくれればいいのに…)

A「はい!!」
 ピックをニノの方に向けて皿に置く。

 無言でリンゴをかじるニノ


(よしよし 何か食べようって心がけが大事…)


ゴホッ ゴホッ
咳こむニノ。

A「ニノ!」
 慌てる相葉くん。


ゴホッ ゴホッホッ ゴホッ

 横でおろおろしている相葉くん。

「大丈夫か?」
ニノの背中を触る。

 ニノの背中に違和感がある。

(これは…何かの符?発動してる? 良い物なのか?攻撃か? うー 俺じゃわかんねー)


「浜地さん呼んできて!」
俺が声を上げる

「あっ うん 呼んでくる!」
相葉くんが走り出る。



(ん おかしいな さっきまで 本郷君や吉桜くんが居たはずなのに…)

いま このテーブルにいるのは 俺とニノだけ?)



ニノの背中をさする。

(まさかと思うけど 攻撃防衛に行った?)


翔くんと大野さんが帰ってきた。

(あぁ なんかホッとした…)

S「どうしたの?大丈夫?」
 翔くんがあまり大きな声にならないようにニノの側に行く。

 肩で息をしているニノ。

「あぁ あんまりよくない」
ニノの背中をさすりながら、答えてくれる。


O「相葉ちゃんは?」
 大野さんが俺の方に来て周りを見回す。

「浜地さん呼びに行った」
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