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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第71章 接待と食事


櫻井視点

少しお酒が入って 独り言が言葉になり始めた智くんが唇を尖らしている。

「ん?何が?違った? 気になるの?」
(あなたの気になるは オオゴトになる事があるから…)

O「大したことじゃないけど さっきさ 俺にはガイザァって言わなかった気がする」
 首を傾げなら下を向く智くん。

「ガイザァ?
 ああ (さっきのYou guys are the bestの事ね)それね
 あなた たち 最高って言ってくれたんだよ」

顔を上げて俺を見る智くん。

「智くんには『You're the best』あなた『が』最高って言ってくれたんじゃない?大野推しだったんだね」
人差し指を智くんに向ける。

O「俺の?ああ…確かに名前読んでハグしてきた」

「でしょでしょ! やっぱり 智くんのすばらしさは世界の人にもわかるんだよ!!」

O「ほめ過ぎ」
 智くんが照れてくれる。

「本当の事なんだから 大野押しの私が言うんだから!」



  キィィィィィーー
耳鳴りのような高い音が聞こえる。

耳を抑えながら 音の出どころであろう メンバーのいるボックス席に体を向ける。

(外部攻撃は防いでいるはず なんだが…)


O「戻ろう」
 智くんが走りだす。

「うん」
一緒にボックス席に帰る。






 ボックス席に戻ると 潤がニノの背中を擦っていた。


「どうしたの?大丈夫?」
あまり大きな声にならないようにニノの側に行く。

 肩で息をしているニノ。

M「あぁ あんまりよくない」
 さすりながら、答えてくれる潤。


O「相葉ちゃんは?」
 潤側に行った智くんが周りを見回す。

M「浜地さん呼びに行った」
 さすり続ける潤。

(状況が見えん 店の中のバランスもおかしくない…)
「簡単に 状況を!」
潤の目を見て言う。

 潤は少し涙目になりながら「ニノがリンゴを少しかじって 食べてたら せき込んで…」
背中を擦りつづける。


N「も、問題あり ま ゴホッ ガッハァ」
 口の中にあった物を吐き出すニノ。

M「無理に話すな…さっきからこんな感じ」

「そうか…」
(外野が 回復を促しても オドを使いすぎると 器に負担がかかるかぁ)


O「ホテル帰ろう ちゃんと 休まなきゃだめだ ちょっと 言ってくる」
 そういって一人ボックス席から走って出る智くん。
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