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ファンタジー、だからね?

第1章 ファンタジー、だからね?


「社長、お疲れ様です。営業部1課の斎藤です。」

私は深々と礼をする。社長は立ち上がり、そばにあるソファーに掛けるよう促す。高級感のある黒いソファーに私は腰掛ける。その後に続いて、社長は反対側のソファーに腰掛けた。

「僕が君を呼んだからね。もちろん把握しているよ。すまない、営業部が忙しい時に呼び出してしまって。」

「いえ、今日は打ち合わせもスムーズに終えられましたし、社長のあたたかいお言葉に感謝致します。...それに、社長をお待たせするわけにはいきませんので。」

「そうか、それはよかった。いや、君の仕事ぶりは、君の上司からも評価が良いのでね。心配はしていなかったが、僕からの直々の連絡が入ることで少々負担をかけてしまわなかったかと思ってね。」

「そんなことはありません!負担だなんて、そんな...。社長は、いつも私達社長一人ひとりのことをよく見てくださっていますし。身にあまるお言葉です。」
(社長がそんな風に気にかけてくださったなんて、嬉しいけど恐れ多い。)

「ありがとう。そう言って頑張ってくれる社員がいて、僕は誇らしいよ。...さて、この話しはこれくらいにしておこうか。僕が君を呼んだのは、仕事とはちょっと違う件なんだよ。」

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